創作掛軸(デザイン表装)

作品と調和の取れた創りでインパクトを狙った方策、それとは別に作品の意・本紙の色相を基に発想の延長を加えた方策と二通りあります。

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「万葉集」より
遠藤心齋先生
正絹・横筋三段 垂げ風帯 全面プラチナ箔押し

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「木漏れ日」
岡村智晴先生

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「花が舞う 音楽が流れくる 酔夢の中 書に耽る」
中村雲龍先生
表装は夜桜をイメージしました。ほろ酔い気分で桜に目をやると、散る花びらはまるで
スローモーション。 製作者:大島幸子(同朋)

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[桜散る]
「桜散る 木の下風は さむからで そらにしられぬ 雪ぞふりける」 紀 貫之
澁谷千鶴先生
青空の下、冷たい風、その中散るさくら花。そんな様を軸にしました。 裂地を別の金襴の裂地と同じ大きさでくり貫き、これを別々にはめ込んであります。 それに金箔を添え「桜散る」を重ねました。

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作品から「無欲で活気を持って事に当たる」バランスを表現しました。

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扇面に風を感じ「動」に対し「静」もアレンジしてみました。
※刳り貫き仕様

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かるたを無造作に置き、なおかつ読めるよう一つの流れをイメージしました。
※刳り貫き仕様

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本紙に対して限界空間を求めてみました。

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「風」をイメージして。動きの中で作品にそっと鎮座して貰いました。
※刳り貫き仕様

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本紙は短冊を横にした大きさ。この小さな作品をいかに大きく見せるかがテーマでした。
※刳り貫き仕様

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丸い作品を湖面に映る月として表現しました。
※刳り貫き仕様