[桜][花][寶] 関根鳴城先生
陶書。本焼きした陶板に絵付けの技法で揮毫された書作品。
黒焼きされた下地に金色の書。

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[桜]
かな文字で「さくら さくら…」と赤絵で書かれくすんだ色で間が取られています。枝垂れ桜です。 銀箔のうねりの間にくすんだ「さくら…」の書と同系色布が見えるようにしました。 さくら さくら…がより見えるように。

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[花]
私はこの作品に激しくて妖艶な花・華を見ました。
黒系を織り交ぜた濃色の布を貼った上から銀箔を貼り対峙させました。

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[寶]
かつての繁栄が未だ静かに海底に眠っている様を考え、型紙を作って落ち着きのある銀箔を施しました。

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[望郷] 池田映川先生
「ふるさと」で誰もが想い浮かび共通するものは「水」だと思いました。
海・河・湖・池・沼・小川…等々。私は「水面」を先生の作品から感じました。

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「夕されば さほの河原の 川霧にともまどはせる 千鳥なくなり」 紀 友則
澁谷千鶴先生

観世水紋様に銀箔を貼り、焼いて川面を表現しました。

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材料提供:株式会社日本工芸